段々と寒くなってきまして、いよいよ鍋の季節ですね。
鍋は簡単に作れて栄養満点なので、実はヘアケアにもオススメな食事になります。
今回はその鍋にスポットを当ててお伝えしていきますo(^o^)o
≪鍋の歴史≫
鍋は日本料理のルーツです。
囲炉裏端の鍋から座敷に七輪や鍋を持ち出して食べるようになったのは、文化が爛熟した江戸時代後期です。
町家ではすすや煙が嫌われたことから台所と食事をするところが切り離され、火床は薪をたく囲炉裏から木炭を用いるコンロへと変化しました。
塩や味噌が主流だった調味料に醤油やみりんが加わり、鍋料理はもちろん、日本料理そのものが確立していきました。
鍋料理が一層盛んになった理由は「牛鍋」の流行です。
日本は仏教伝来以来、肉食が禁止されてきましたが、明治時代の文明開化が叫ばれると、富国強兵のために肉を食べることが奨励されて、庶民にとって一番身近な文明開化の象徴が牛鍋になりました。
こうして囲炉裏の鍋からコンロを囲んでの鍋が家庭料理として定着していきます。
ちなみにひとつの鍋を親しい人とつつくのは日本ならではの光景と言えます。
≪若々しい髪の毛をキープする鍋≫
タンパク質の代謝に必要不可欠なビタミンB6を多く含む食品であるいわしを使った鍋がヘアケアに関してはオススメです。
いわしのつみれ鍋をつくる場合、つみれは手作りで作りましょう。
私は面倒なので材料を混ぜてスプーンですくってスープに落として煮ています。
いわしのつみれはいわしと柚子を混ぜて作り、鍋の材料は好みにもよりますが、ねぎやごぼう、かぼちゃや豆腐などの体の温まる食べ物や消化の良い食べ物を入れてみましょう。
≪免疫力アップする鍋≫
腸内の善玉菌を増やし、腸内環境を整えて免疫力をアップしてくれるのが納豆鍋です。
材料は納豆とキムチ、豚バラ肉とこんにゃくと春菊、長ネギ、しめじとなめこです。
味付けはにんにくと生姜と豆板醤、甜面醤、みそとごま油などで整えていきます。
納豆やみそ、キムチなどの発酵食品は腸内の善玉菌を増やして、きのこ類の食物繊維は腸をきれいにして免疫力をアップしてくれます。
腸内環境を整えることは美肌にもつながりますので、頭皮をきれいにすることにもつながります。
≪消化を助ける鍋≫
胃の調子が良くないかな…と思ったらネバネバ成分で胃の粘膜を癒し、胃の調子を整えてくれる山芋鍋がオススメです。
山芋は縄文時代から食べられていて、平家物語などの文学作品にも記述されているほどです。
山芋の酵素が胃の消化を助けて、ネバネバ成分が胃の粘膜を癒してくれます。
主な材料は山芋、とりささみ、水菜、長ネギ、わけぎ、豆腐、まいたけ、うどんです。
味付けはさっぱりしたポン酢で頂きます。
胃の調子が悪いと栄養素の吸収にも影響が出てきてしまうため、胃の消化が良くなる食べ物は積極的に取ったほうが体にも髪の毛にも良いと言えます。
≪鍋のシメといえば!?≫
鍋といえばシメは「ごはん」?「うどん」?と悩みますよね。
実はカロリーはごはんのほうが少ないのですが、食物繊維はうどんのほうが大きため、鍋の野菜をあまり食べなかった…という方はシメはうどんのほうが良いかもしれません。
ただオススメは「蕎麦」です。
蕎麦はヘアケアにオススメなミネラルが豊富に含まれているので、鍋のシメを蕎麦にしてみるとカロリーも少なく、ヘアケアにもオススメです。
最後に…
鍋はいろんな具材を一気に取ることが出来て、調理も簡単なのでこれからの寒い季節、体を温めるという意味でもぜひ鍋を食べてみてはいかがでしょうか(≧∇≦)/